増田軍港

BL(ボーイズラブ)

【d_532303】売る娘たち クラスメイト海君の場合

クラスメイトの海君は、どこか不思議な存在だった。成績は平均的で、友達もいる。でも、彼の雰囲気にはいつもどこか影があった。そんな海君には、誰にも言えない秘密があった――。ある日、ふと開いた裏アカウントの投稿が目に飛び込んできた。「今日はこの人とお泊まりです! かっこいい人でよかった〜」見覚えのあるチョーカーとピアス。隣の男性と自撮りする女装姿の少年――どう見ても海君だった。心臓が跳ねる。信じられない光景に、指先が震えた。翌朝、我慢できずにスマホの画面を突きつける。「これ、キミだよね?」海君の目が見開かれる。次の瞬間、何かが壊れるような音がした――。